グルテンフリーを始めた日、パンを失った
グルテンフリーを始めて最初に感じたのは「体が変わるかも」という期待より先に、「パンが食べられなくなった」という喪失感でした。
朝はトースト、昼はサンドイッチ、小腹が空いたらクロワッサン
——それが当たり前だった私にとって、「もう小麦は食べない」という決断は、思っていたよりずっと大きな変化でした。
体のためにグルテンフリーを選んだのに、朝ごはんのたびに「また我慢か」と感じる生活が続きました。
そんな経験、ありませんか?
あの頃の私に会えるなら、こう言いたいです。
「パンは諦めなくていい。米粉パンがある。」と!
今日は、グルテンフリーでパンを諦めなかった私が、独学で米粉パンを研究して、東京おこめ研究所をつくるまでの話をお伝えします。
「代わりになるもの」を探し続けた日々
自分が食べたいのは、小麦パンに近いものだった
グルテンフリーを始めてすぐ、いろんなグルテンフリーパンを試しました。どれも丁寧に作られていて、それぞれの良さがある。でも「これだ!」と思えるものに出会えなくて。
私が求めていたのは、小麦のパンに近い、あのもちっとした食感と、噛むたびに広がる風味でした。グルテンフリーならではの美味しさじゃなくて、「小麦パンの代わりになる」という感覚——それを求めていたのが正直なところで、だからこそどこにもたどり着けなかった。
朝食にパンを食べていた頃の「ふわっとした幸せ」が、頭の片隅にずっと残っていたんです。あの感覚を、グルテンフリーでも取り戻したい。そう思い始めたのが、すべての始まりでした。
パンを諦めたら、朝食が雑になって体調が崩れた
パンを諦めていた時期、朝ごはんがどんどん雑になりました。ご飯を炊くのが面倒で、また朝食を抜いてしまう。そうすると血糖値が安定しないので、午前中ずっと頭がぼんやりした状態になります。そこで甘いドリンクやお菓子に手を伸ばして、また血糖値が乱れて、午後にどっと疲れる。このループを毎日繰り返していました。
グルテンフリーで体を整えたかったのに、食事のバランスが崩れて、かえって調子が悪くなっていた。頭痛薬が手放せない時期もありました。「なんのためにグルテンフリーをしているんだろう」と思いながら、でも答えが見つからなくて。
パンを諦めたら、朝食が雑になって体調が崩れた
パンを諦めた時期、朝ごはんがどんどん雑になりました。
ご飯を炊くのが面倒で、朝食を抜いてしまう。そうすると血糖値が安定しないので、午前中ずっと頭がぼんやりして、慢性的な疲れが取れない。頭痛薬が手放せない時期もありました。
グルテンフリーで体を整えたかったのに、食事のバランスが崩れて、かえって調子が悪くなっていた。「なんのためにグルテンフリーをしているんだろう」と思いながら、でも答えが見つからなくて。
ないなら、自分で作ればいい。米粉パンの独学研究が始まった
米粉という素材との出会い
「私が食べたいと思えるグルテンフリーパンが、まだ世の中にないなら、自分で作ってみよう」。
そう思ったのは、半ばやけくそのような気持ちでもありましたが、本気でそう決めました。
米粉のことを調べ始めると、知れば知るほど面白かった。
日本の気候と土で育ったお米から作られる米粉は、グルテンを含まないのに、適切な配合で驚くほどもちもちとした食感が出せる。
小麦粉とは全然違う特性があって、それがかえって「研究する楽しさ」につながりました。
何十回も失敗して、つかんだこと
最初はとにかく失敗の連続でした。膨らまない。ぼそぼそになる。
表面は焼けているのに中が生っぽい。米粉は小麦粉と全く違う素材なので、小麦パンのレシピをそのまま当てはめても全然うまくいきません。
それでも毎日キッチンに立って、水分量を変えて、発酵時間を変えて、焼き温度を変えて、また食べて考えて。
会社員をしながらスキマ時間の多くを、この研究に使っていました。

失敗するたびに落ち込みながらも「もう少しでたどり着けるはず」という感覚があって、やめられませんでした。
失敗を重ねるうちに、少しずつ「米粉の扱い方」がわかってきました。
水分量のこと、生地の休ませ方、焼き上がりの見極め方。
試行錯誤で蓄積した知識が、少しずつ「理想のパン」に近づいていきました。
「これだ」と思えた瞬間と、変わっていった体
初めて「食べたくて食べる」パンができた
試行錯誤を重ねて、ある日焼き上がったパンを口にしたとき、「あ、これだ」と声が出ました。
外はほんのり香ばしく、中はもっちり。噛むほどに米の甘みが広がる。
グルテンフリーの「我慢食」じゃなくて、「これを食べたいから食べる」という感覚。あの瞬間の喜びは、今でもはっきり覚えています。
その日から、朝食が楽しみになりました。
毎朝自分で焼いた米粉パンを食べるようになり、朝ごはんが「義務」から「楽しみ」に変わった。
朝食をきちんと食べられるようになると、血糖値が安定して、午前中の集中力が全然違う。気づいたら、頭痛薬を飲む頻度がぐっと減っていました。
腸が整い、慢性疲労が消えていった
米粉パンを主食にするようになってから、体の変化は少しずつでも確実にありました。お腹の張り感が落ち着いた。
「食べているのに疲れる」感覚が薄れてきた。2ヶ月頃には「午後3時になっても眠くない」という体験が増えてきました。
以前は午後になるとどっと疲れて集中力ゼロだったのに、それが消えていきました。

米粉は小麦粉に比べて消化が穏やかで、腸への負担が少ない食材です。
グルテンによる腸の刺激がなくなることで、栄養の吸収効率が上がり、「慢性的に疲れている」という状態から少しずつ抜け出せます。
朝食を変えたことが、腸を整えるきっかけになっていたんです。
(グルテンフリー生活を続けるコツはこちらの記事でもお話ししています)
かつての私と同じ悩みを持つ人に、届けたくて
理想の米粉パンができてから、次第に「これを私だけが食べているのはもったいない」と思うようになりました。
グルテンフリーを始めて「パンを我慢しなきゃ」と思っている人が、世の中にはたくさんいる。市販のグルテンフリーパンにがっかりして、諦めかけている人がいる。朝食が雑になって、体の調子が崩れている人がいる。かつての私みたいに。
その人たちに、この米粉パンを届けたい。
そんな思いで立ち上げたのが、東京おこめ研究所です。
日本の米粉の可能性を信じて、グルテンフリーでもパンを楽しめる文化を広げていきたい。米粉パン文化をもっと当たり前にしていきたい——そのビジョンが、今の私の原動力になっています。
独学で何十回も失敗しながら研究して、試作を重ねて、ようやくたどり着いた「グルテンフリーとは思えない」もちもち食感。
ぜひ、一度試してみてください。
朝食が変わると、体が変わります!
体が変わると、メンタルが変わります!
そしてメンタルが変わると、毎日の見え方が変わります。
双子育て中の私がそれを実感しているからこそ、自信を持ってお届けできます。一緒に変わっていきましょう!
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